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先日人と話していて思い出しました。
私が初めてバリへ行った頃のレートは1円=約6Rp。
それよりも前に
交換留学生としてスラバヤの大学に留学していた人の時代は
1円=約4Rpだったそうです。

その後
 1円=約7Rp → 1円=約11~12Rp → 1円=18Rpぐらい?→ 1円=約20Rp前後
という変遷を辿りました。
たしか私が留学した当初は約20Rp前後だったと思います。
ビンボー留学生であんまし体力的にも強くなかったので
下宿のご飯をよく食べていました。

そして留学後半にアジア通貨危機が起こり
インドネシアもレートが毎日激変しました。
瞬く間に1円=60Rpを超え、
一瞬ですが1円=100Rp前後まで到達した時もあったのではないかと思います。
ただし、その頃の私は激変動についていけない状態でした。
毎日お稽古等が詰まっていて忙しく
新聞やテレビを観る余裕もなかったからです。
町の雰囲気や留学生仲間の話を聞いて
「この状況は変だな」と多少警戒していた程度です。

そしてアジア通貨危機の年の雨季は、耐え難いほど蒸し暑かった。
下宿のあるデンパサールでは暑すぎて眠れず
家の人もみんなバテテたなあ。
私の場合、体に悪いとわかりながらも
水浴びで濡れた体をそのまま扇風機にあてて、
ようやく多少眠れる始末でした。

そうこうするうち
「農作物が不作」「薬が不足している」
「スラバヤあたりの都市では病院のベッドが足りない」
という話をよく聞くようになったんですね。
また軍用機がデンパサール上空を通過していく音もよく聞こえるようになりました。
ふだん軍用機なんて滅多に飛んでいませんて。
同じ頃に物価がどんどん上昇しました。
たしか、災いを祓う芸能の1種であるサンヒャンSanghyangを
その頃よく見かけた覚えがあるのですが、それは単なる偶然で
そこまで状況に結びつけて考えたのは私だけかな。

そしていろいろ見聞するうち
「これはますます状況がおかしい」と思い
時間を作ってニュースやテレビを観るようになったのですが
いつの間にか夜のテレビ番組は
「この状況をどう乗り越えるか」という討論番組がメインになっており
しかもテレビ局の放映終了時間が前よりも早くなっていました。
バリ島外の地方都市では暴動が起きている、
また華僑の人たちが国外脱出を始めているという話も
よく聞くようになりました。

「これはどう考えてもヤバイ。」
さすがに呑気な私もそう思いました。
私自身は日本の学校が始まるギリギリまでバリにいたかったけども
「この状況で居続けると、もしも何かがあったとき
 バリでお世話になった人たちへ迷惑をかけるのかなぁ」と考えると
「お世話になりました、ということでお金を置いて日本へ帰ったほうが
 バリの人へ迷惑をかけない。
 私が置いていったお金で扇風機や米、子どものミルクが買えるだろうし」
と思えたのです。

そこで習いかけ途中の演目や用事を片付けたら帰国することとし
飛行機のチケットを買いに行くべく両替に出かけました。
すると以前なら財布が膨れて閉まらなくなる程度だったのですが
なんとカバンがパンパンに膨れ上がるほどの紙幣を両替所で渡されて。
危ない、危ない。「これどないやって下宿へ帰ろうか」と。
もうビビリましたよ、小心者だから。

それで日本へ帰国したのが3月で
スハルト大統領の7選直前だったと思います。
「子どものミルクが買えるだろう」と思っていたのは非常に甘かった。
値段が急騰しても買えるうちは良かったけども
品不足で店頭に並んでいない状態になったそうです。
「しゃーないよな、じゃあ日本から送ってみるべ」と郵便局へ行ったら
「インドネシアは国情がよくないので、EMSで送っても到着するかどうか
 保障はできません」と毎回言われました。
「わかりました。まぁとりあえず送ってください」と納得して送ってもらったら
すべて無事に着いたので良かったんですけどね。

それからもバリの友人からは「ついに学校でデモが始まった」
スラバヤに駐在していた知人夫婦がバスで脱出した等
いろいろ聞き、心配していました。
そしてある日テレビを観ていたら
スハルト大統領が外遊先から緊急帰国した映像が放映され
その数日後、
30年以上にわたり長期政権を担っていたスハルト大統領が退陣しました。

今は大体1円=80Rp前後くらいでしょうか。

しばらくアジア通貨危機の頃のことを忘れていましたが
(バリを舞台にテロが2回もありましたから)
「私は外国人だ」と思ったことは覚えています。
国情が苦しい時に
仕事をしていない私が現地の世話になった人たちへ迷惑をかけたくなかったし、
日本にいる人たちにも心配をかけたくなかった。
そして、そういう時にたとえ小さなことでもワケワケできるのは
外国からしかできないと思ったからです。 

しかし、レートとかお金の実態ってほんとにわからないです。
そういう経済の勉強も、
ちゃんとやってみたらおもしろいんでしょうが・・・。
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