上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
|--/--| スポンサー広告| |
昔バリに留学していたとき、2軒のお宅でお世話になりました。
当時は2軒とも、比較的伝統にのっとったバリの家屋で
敷地内にいくつかの棟が目的別に建っているというタイプでした。

たとえばS家の敷地には
北東にサンガー・クムラアン/Sanggah Kamulaanという
一族の祖先を祀る祠があり、
北に家長が寝起きするウマ・ムテン/Umah Metenという棟、
中央の庭をはさんで南寄りに
バレ・グデ/Bale Gedeと呼ばれる壁が1方しかない棟が位置し、
バレ・グデのさらに南に1つの建物があり、
西に兄ちゃんたち夫婦と子供と私が寝起きする棟があり、
さらに台所とトイレの棟が建ってる、という様子です。

ややこしいのですが
S家の敷地と書いたものの、正確にはS家の親戚たちも住んでいます。
広い敷地にはS家のほかに
親戚のP家・M家・Su家・R家の棟がありました。
台所とトイレもそれぞれ一家が別に構えています。
それぞれが親戚同士だから、
S家を含め5家族の棟のあいだに塀はありません。

普段は用事のない限り、親戚たちの棟へは行きませんでしたが
たまに行くと探検気分で楽しかったです。
「あっ、こんな薄暗いところを通るとまた棟があった」
という感じです。
たまにはP家のおじちゃんが軒先で夕涼みをしていて
「まぁ座っていけや~」と誘われておしゃべりをしたり、
M家のおばちゃんに
「ちょうどいいところに来たわ」とクルプックを貰ったり。

すでにお気づきだと思うのですが・・・・
そうです。
実はS家の敷地に建っている一族の祖先を祀る祠と
壁が一方にしかない建物は、5家族共有なのです。

そして、誰かの誕生日や通過儀礼があるたび
壁が一方にしかない建物の側に、早朝から5家族の男手が集まり
ラワール/lawarという料理を作るべく
豚肉をみじん切りにしていました。
包丁を下ろすたび、また板にぶつかる音が
リズム良くカタカタと聴こえてきたのが懐かしいです。
私はその音を聴きながら半分寝ぼけ頭で
「あぁ刻んでるなぁ。今朝はご馳走だわ」と
ベッドの中でニタニタしていたものでした。
(ラワールは豚以外にもいろいろあり、おいしいです)

カタカタと聴こえてきたあの音は
私にとってのバリの生活音でしたね。
スポンサーサイト
|04/21| バリコメント(0)TB(0)












 管理者にだけ表示を許可する

http://desakalapatra.blog50.fc2.com/tb.php/28-2ff7db79
この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。