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バリといえばスパやエステ
花びらを浮かべたお花風呂が有名ですが、私には無関係でした。
たまに憧れはしましたが別世界の話でした。

バリはアマンダリ等高級ホテルの存在も有名ですね。
留学していた頃に、お寺へお参りをしたあとの帰り道
アマンダリのロビーのトイレを
1度だけ使わせてもらったことがあります。
それはゴージャスで、親しんだ環境とは全く違う世界でした。
しかも私の下宿部屋よりも明るくて広かった。
一緒に使わせてもらった留学生仲間曰く
「ここのトイレはあなたの下宿部屋より広くて明るい、ハハハ」。
深く同感しました。非常に正しい。

当時、たまに日本の知り合いが観光でやってくると
ホテルへ会いに行って、お湯の出るシャワーを使わせてもらったり
好意で1泊させてもらったり、
観光客用のレストランで食事をさせてもらったりしました。
お湯は気持ち良かったなぁ(毎日水浴びなもんで)。
体が芯から緩むのを感じました。
ホテルの客室は静かで広く、プライベートな空間を感じました。
食べ物はもちろんおいしかったです。なんつっても日本食。
全身の細胞が喜んでいました。

でもしばらくすると、喧騒と狭い下宿部屋が恋しくなるんです。
人体型に凹んだまま戻ってこない下宿先のマットレスとか
何度も部屋の扉をくちばしでコツく、学習能力のないニワトリだとか
人のデカイ話し声や
おばちゃんや兄ちゃんの奥さんが私の部屋に供えてくれるお供えとか。

そんでもって「・・・やっぱし下宿がいい」と
清潔で豪華なホテルから下宿へ帰るわけです。
「アマンダリのロビーのトイレよりも狭い部屋」といわれた自室へ。

下宿へ戻ると
「ホテルに一泊したから色が白くなった」などと
冷やかされるのですが
台所に入って、しゃがんでダラーッとご飯を食べると落ち着く。
まったりとリラックス。
日本では
「豪華な所にいて豪華なことをするよりも
 家でお茶漬けを食べてるのが一番」と言うこともありますよね?
ああいう感覚に近かったのかなぁ。
非日常よりも日常にホッとするような感じ。

お茶漬けといえば・・・・
下宿先でお茶漬けを食べていたら
「なんじゃ?その得体の知れない食べ物は?動物のエサみたい」と
冷ややかな目で言われたことを思い出します。

・・・・私の大事な貴重な梅干を
私に隠れて20粒も一気に食べたのは下宿の兄ちゃんだったのにさ。
そりゃあ冷蔵庫に入れておいた私が悪いのかもしれない。
発見したときの悲しさったらなかった。
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